石窯パン工房 麦のひげさんのクリームパン

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石窯パン工房 麦のひげさんのクリームパン



岡山市北区にある石窯パン工房 麦のひげさんで購入した
昔ながらのグローブ型のクリームパン。

何と言っても見た目がとてもきれい。
美しい焼き色は、食べる前から期待値をどんどあげてくれます。

 

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このよく目にするグローブ型ですが
発酵段階でクリームと生地の間に空洞ができてしまわないように
切れ目を入れたのが始まりだそう。
このカタチにも意味があったなんて驚きです。


大人から子どもまで楽しめる、クラスでも人気者な優等生タイプの味。
そんな印象のクリームパンでした。

 

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たっぷり入ったクリーム

 

ほどよいしっとり加減のパン生地と
ちゃんと甘いけどしつこさを感じさせないクリームは
たっぷり入っていて満足感は大きい。

師匠に習ったマトリックスで味わってみると、
生地は「ふんわり」
クリームは「あっさり」。
分類してみると懐かし系に近い位置に来るのも納得。
クリームパンといえばこの味、と多くの人が
思い浮かべる食べ親しんだ味わいでした。

burutus師匠曰く、この手のクリームパンには
懐かしさという旨味が備わっているらしい。
奥が深い。

今後、食べ比べする際に基本クリームパンという位置に置きたいくらい
王道なクリームパンでした。

満足の3品目終了。

リトルマーメイドさんのクリームパン

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リトルマーメイドさんのクリームパン

 

2品目も個性が強いクリームパンだ。

素人には、グローブ型の茶色いザ・クリームパンみたいなものが

いいのではないかと思いながらも一口いただく。

 

うん、美味しい。

 

この少し変わった平らな四角のパン生地は

甘みとともに塩味もしっかりと感じられる。

 

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平らな四角いパン

 

ただ、パンの形に合わせてクリームもぺったんこ。

ちょっとクリームが少なく見えるが

食べるとちょうど良い。

生地の旨味を引き立てるようなクリームは主張控えめだが、

逆に生地の塩味によって甘みが引き立てられる。

パンとクリームは共生関係にあることを教えられる。

 

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さて、ここでBRUTAS師匠の教えを思い出す。

 

まずは生地が「ふんわり」か「ずっしり」かである。

んー、、、ずっしりかな、、、

ふんわりというよりはぎゅっと詰まってる感じな気がする。

 

次にカスタードは「あっさり」か「 濃厚」か。

んー、、、あっさりかな、、、

あまり主張を感じなかったし、香りもそんなに強くなかった気がする。

 

なになに、BRUTAS師匠の教えによると

この「ずっしり」「あっさり」の組み合わせには

「前衛系」と名付けられている。

 

確かに、リトルマーメイドさんのクリームパンも

前衛感を感じる気がしてきた。

 

面白くなってきた!

ということで、2品目終了。

 

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セブンイレブンさんのブリオッシュクリームパン

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セブンイレブンさん ブリオッシュクリームパン

 


正直言うと、修行1品目のクリームパンは王道なものにしたかった。

色々な事情があり、

セブンイレブンさんで購入したブリオッシュクリームを味わうことにした。

 

 

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真上から見ると、オーソドックスなクリームパン

 

 

うん美味しい。

 

ふわふわだけど、少しねっちりした

蒸しパンのような生地感。

パン生地自体にけっこう味がついている印象で

ここだけでも充分美味しい焼き菓子のようだ。

 

中のクリームは

しつこくはないが、しっかりと甘い。

生地のねっちり感とも相まり、食べ応えは少し重ため。

クリームパンだと思って食べると違和感を感じてしまった。

(ブリオッシュを名乗ってないのだから当然ではあるが)

 

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上下のパンでクリームをサンドするハンバーガー(?)タイプ

 

まぁ、美味しかったなーって感じで

ひとつ目のクリームパン修行が終わった。

 

ん??

BRUTAS師匠ってこんなあっさりしてたっけ??

 

焦ってBRUTAS師匠を見返す。

ふむふむ、カスタードは

「濃厚」、「あっさり」どちらに近いかで味わうのか。

ふむふむ、、、あれっ?

覚えてないし、そもそも判断つかない。

 

己の修行不足を痛感するとともに、

自分がいかに意識せずに食べていたのか思い知らされた。

BRUTAS師匠はしっかりと楽しみ方を指南してくれていたのに、、、

 

生地ふんわり or ずっしり

クリームあっさり or 濃厚

 

まずはこのあたりを意識してみることにしよう。

とりあえず、1品目終了。

クリームパンの師、BRUTUSと出会う。

はじめまして、「パンとペン」と申します。

 

とある出会いがあり、クリームパンについてのブログを綴ることになりました。

 

その出会いとは、たまたま書店で目に飛び込んできた表紙の

「なにしろカスタード好きなもので」というパワーワード

そうそう、私も同じ。

と思って手に取ったが最後、気づいたらその雑誌はうちにソファーに座っていた。

 

雑誌の名前はBRUTUS

もともとファンではあったが、

この号はいつもと違うオーラを発していた。

シンプルゆえに堂々とした表紙。

日常のおやつだったクリームパンが

変に飾ることなく舞台に上がっていた。

有識者たちの華麗な賛辞に包まれながら。

 

 

もともと私もクリームパンは好んで食べていたものの、

この特集に登場するクリームパン有識者たちは想像をはるかに超えていた。

 

同じ名前のパンを食べた感想だとは思えないほど豊かな味の表現。

今まで知らなかったクリームパンの世界は私を魅了した。

 

もっとこの世界を知りたい。

 

どこでも割と気軽に購入することができるクリームパンは

私のような初心者にも優しく微笑んでくれる。

かと思っていた。

 

早速、近所のスーパーで買って食べてみたものの、

ん、、、あんな豊かな表現でてこない。

おかしい。

雑誌に登場していた

「生地の甘さの表情」も、「クリームの歯切れ感」も

私には感じることができない。

いや、正確には

そこにあるはずなのに見つけられない。

 

そうか、あれはクリームパン修行をこなした

クリームパンマスターのみがたどり着ける世界なのか。

甘くみていた自分を反省し、

私はBRUTUS師匠に弟子入りすることに決めた。

 

そしてせっかくなので、忘備録として食べたクリームパンを記録することにしました。

特に有益な情報はありません、ただクリームパンを食べるだけの話です。

それでも興味を持っていただいた方は、お付き合いいただければ幸いです。

 

パンとペン

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BLUTUS師匠の神々しい姿